THREADS OF TIME
Endless discoveries in the Archive Room
May 2nd,2024
JOURNAL
BRITISH CRAFTSMANSHIP
Interview with Jane Garner about the Neckline
November 4th,2021
クルーネックにVネックに、タートルネックやモックネックなど、
首回りのバリエーションが豊かなジョン スメドレーのニットウェア。
同じ長袖で、しかも同じメリノウールでも首回りが異なるだけで、
きちんと見えたり、リラックスして見えたり……。顔に最も近い首回りは、
与える印象に大きく関わる大切なパーツの一つです。
クルーネックにVネックに、タートルネックやモックネックなど、首回りのバリエーションが豊かなジョン スメドレーのニットウェア。同じ長袖で、しかも同じメリノウールでも首回りが異なるだけで、きちんと見えたり、リラックスして見えたり……。顔に最も近い首回りは、与える印象に大きく関わる大切なパーツの一つです。
ニットウェアを作る手法はたくさんあります。例えば、おばあちゃんのようにロッキンチェアに揺れながら棒針とかぎ針を使い、ゆっくり手で編んでいく方法。例えば、大きな機械を使い、十数枚を一気に生産する方法。さまざまです。
ロンドンから電車で約2時間、ダービーシャーという小さな村にジョン スメドレーの工場はあります。この工場では機械を使ったスピード感と手を使った丁寧さの両方を大切にしている。この手を使った丁寧な作りの工程の一つにネックラインと呼ばれる首回りがあります。
主人公はジョン スメドレーに50年以上勤務するジェーン・ガーナーさん。ジェーンさんはクルーネックからVネック、さらにカーディガンや、ホタテ貝の縁の形に似た半円の波形模様にカットされたスカラップネックなどの装飾性のあるネックラインをハサミを使って成形する職人さんです。
ニットウェアを作る手法はたくさんあります。例えば、おばあちゃんのようにロッキンチェアに揺れながら棒針とかぎ針を使い、ゆっくり手で編んでいく方法。例えば、大きな機械を使い、十数枚を一気に生産する方法。さまざまです。
ロンドンから電車で約2時間、ダービーシャーという小さな村にジョン スメドレーの工場はあります。この工場では機械を使ったスピード感と手を使った丁寧さの両方を大切にしている。この手を使った丁寧な作りの工程の一つにネックラインと呼ばれる首回りがあります。
主人公はジョン スメドレーに50年以上勤務するジェーン・ガーナーさん。ジェーンさんはクルーネックからVネック、さらにカーディガンや、ホタテ貝の縁の形に似た半円の波形模様にカットされたスカラップネックなどの装飾性のあるネックラインをハサミを使って成形する職人さんです。
彼女が毎日作業するテーブルの上には、いつも順番待ちをするメリノセーターやシーアイランドコットンのセーターで溢れています。多いときは、一週間で7000枚ものセーターに向き合い、マシンメイドのセーターに手作業ならではのニュアンスを加えていく。「ここで働き始めたばかりの頃、心底驚いたわ。こんな大人数の職人が、たった1 着のセーターに関わっているということにね。私がやっているネックラインの工程もまさか手で切ってるなんて、みんな想像してないでしょうね」。
彼女が毎日作業するテーブルの上には、いつも順番待ちをするメリノセーターやシーアイランドコットンのセーターで溢れています。多いときは、一週間で7000枚ものセーターに向き合い、マシンメイドのセーターに手作業ならではのニュアンスを加えていく。「ここで働き始めたばかりの頃、心底驚いたわ。こんな大人数の職人が、たった1 着のセーターに関わっているということにね。私がやっているネックラインの工程もまさか手で切ってるなんて、みんな想像してないでしょうね」。
Photography by Willem Jaspert (for factory)
Edit by kontakt
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