GREETINGS FROM THE FAMILY
Interview with Ian Maclean, President of John Smedley
May 12th,2022
JOURNAL
BRITISH CRAFTSMANSHIP
Interview with Tim Clark about the Production
January 20th,2022
ニットといえば、ついつい“編み”の方に目を向けがちですが、
製作工程における“洗浄”もジョン スメドレー特有の滑らかな肌触りを
実現する重要なプロセスのひとつです。ジョン スメドレー生産工場にて、
テクニカルマネージャーを務めるティム・クラークさんは、
水と着心地は密接な関係にあると言います。
ニットといえば、ついつい“編み”の方に目を向けがちですが、製作工程における“洗浄”もジョン スメドレー特有の滑らかな肌触りを実現する重要なプロセスのひとつです。ジョン スメドレー生産工場にて、テクニカルマネージャーを務めるティム・クラークさんは、水と着心地は密接な関係にあると言います。
ジョン スメドレーの工場で使用する水は、工場から約40km離れたピークディストリクト国立公園から湧き出る3つの地下泉から来ています。
「ここの水の柔らかさと純度は、私たちの衣服に贅沢な感触を与え、生地の伸び縮みを高める機能があるんです」と、テクニカルマネージャーを務めるティム・クラークさん。「それに私たちが使用する羊毛はすべて、暖かい保管庫のような場所にストックされていて、工場の下を流れるダーウェント川がその部屋に適度な湿度を与えてくれるんです。適切な水分レベルを維持するためにね」。
ジョン スメドレーの工場で使用する水は、工場から約40km離れたピークディストリクト国立公園から湧き出る3つの地下泉から来ています。
「ここの水の柔らかさと純度は、私たちの衣服に贅沢な感触を与え、生地の伸び縮みを高める機能があるんです」と、テクニカルマネージャーを務めるティム・クラークさん。「それに私たちが使用する羊毛はすべて、暖かい保管庫のような場所にストックされていて、工場の下を流れるダーウェント川がその部屋に適度な湿度を与えてくれるんです。適切な水分レベルを維持するためにね」。
「私がまだ学生だった頃、インターンシップで6か月間ここに勤めていました。毎日楽しくてしょうがなかったですよ。だけども当時の上司に、半ば強制的に大学へ戻された後、繊維と繊維科学の勉強に7年間を費やし、再びダービーシャーを訪れたんです」
1986年まで、ジョン スメドレーはすべての染色を本社から離れたノッティンガムの工場で行なっていました。しかし染色行程までも自分たちの目が行き届いた場所でやるべきだと判断したティムは、自社工場内に染色施設を設けます。化学物質や染料はすべてリーチ規制に基づいたものだけを使用し、環境への影響をできる限りゼロにしようとあらゆる配慮を欠かせません。「羊毛を洗うのにも昔ながらの時間がかかる方法を続けています。なぜか? その方法を使えば、肌ざわりがよくなるし、洋服が痛みづらく、長持ちするからです」。
※リーチ規則 : EVにおける化学物質規則
「私がまだ学生だった頃、インターンシップで6か月間ここに勤めていました。毎日楽しくてしょうがなかったですよ。だけども当時の上司に、半ば強制的に大学へ戻された後、繊維と繊維科学の勉強に7年間を費やし、再びダービーシャーを訪れたんです」
1986年まで、ジョン スメドレーはすべての染色を本社から離れたノッティンガムの工場で行なっていました。しかし染色行程までも自分たちの目が行き届いた場所でやるべきだと判断したティムは、自社工場内に染色施設を設けます。化学物質や染料はすべてリーチ規制に基づいたものだけを使用し、環境への影響をできる限りゼロにしようとあらゆる配慮を欠かせません。「羊毛を洗うのにも昔ながらの時間がかかる方法を続けています。なぜか? その方法を使えば、肌ざわりがよくなるし、洋服が痛みづらく、長持ちするからです」。
※リーチ規則 : EVにおける化学物質規則
Photography by Willem Jaspert
Editby kontakt
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