EXPLORING THE BOUNDARIES OF KNIT WEAR
ニットと皮膚の境界線
May 9th,2025
JOURNAL
THE ROYAL WARRANT
Interview with People in John Smedley
October 21st,2021
“ロイヤルワラント”とは、王室御用達を意味します。
紅茶やチョコレートなどの飲食物から、衣服、それに香水や傘などの日用品まで。
しかしロイヤルワラント、つまり「王室の紋章」がつくものは、必ずしも“高級品”ということではなく、
クラフツマンシップと伝統を受け継ぐ“名品”です。名誉なことに、ジョン スメドレーは
2013年にエリザベス女王陛下から、そして2021年にはチャールズ皇太子殿下から、
このロイヤルワラントを授かりました。王室が認める“名品”について
ジョン スメドレー社スタッフの声を通してご紹介します。
“ロイヤルワラント”とは、王室御用達を意味します。紅茶やチョコレートなどの飲食物から、衣服、それに香水や傘などの 日用品まで。しかしロイヤルワラント、つまり「王室の紋章」がつくものは、必ずしも“高級品”ということではなく、 クラフツマンシップと伝統を受け継ぐ“名品”です。名誉なことに、ジョン スメドレーは2013年にエリザベス女王陛下から、 そして2021年にはチャールズ皇太子殿下から、このロイヤルワラントを授かりました。王室が認める“名品” についてジョン スメドレー社スタッフの声を通してご紹介します。
A royal warrant is a mark of recognition for companies who have supplied the Royal households with goods for the last 5 years and currently have an ongoing trade arrangement.
Q:2つ目のロイヤルワラントを獲得したことについてどのような心境ですか?
A:エリザベス女王陛下だけでなく、チャールズ皇太子からも、ロイヤルワラントを取得したというのは素晴らしいニュースで、当社にとって大きな励みになります。 私自身、ジョン スメドレー社で50年近く働き、プロダクトと密接に関わってきましたが作り手としてロイヤルワラントの取得に貢献できたことを非常に誇りに思います。
Q:王室御用達である証である“ロイヤルワラント”は、お客さまにとってはどのような意味を持つものなのでしょうか?
A:そのマークを見れば、それが高品質な製品であることを理解し、そして購入したことを誇りに思い、そして着用することで真の贅沢を味わうことができるものだと思います。
Q:高品質な製品を作るためには、何が必要だと思いますか?
A:優れた素材にそれを扱う技術、そしてプライドだと思います。ジョン スメドレー社にはそれらがあるからこそ英国王室に認めていただいたのです。
Q:2つ目のロイヤルワラントを獲得したことについてどのような心境ですか?
A:エリザベス女王陛下だけでなく、チャールズ皇太子からも、ロイヤルワラントを取得したというのは素晴らしいニュースで、
当社にとって大きな励みになります。 私自身、ジョン スメドレー社で50年近く働き、プロダクトと密接に関わってきましたが
作り手としてロイヤルワラントの取得に貢献できたことを非常に誇りに思います。
Q:王室御用達である証である“ロイヤルワラント”は、お客さまにとってはどのような意味を持つものなのでしょうか?
A:そのマークを見れば、それが高品質な製品であることを理解し、そして購入したことを誇りに思い、そして着用することで真の贅沢を味わうことができるもの
だと思います。
Q:高品質な製品を作るためには、何が必要だと思いますか?
A:優れた素材にそれを扱う技術、そしてプライドだと思います。ジョン スメドレー社にはそれらがあるからこそ英国王室に認めていただいたのです。
Q:2つ目のロイヤルワラントを獲得したお知らせが届いたとき、どのような気持ちでしたか?
A:ここで働くスタッフは皆、自分たちが何を作っているのかを理解し、そして できあがった製品に対して誇りを持っています。
今回2つ目のロイヤルワラントを授与したことは、自分たちが正しい道を歩み、そして正しい道を進んでいることを外部から、しかも英国王室から
認めていただいたということでもあります。
Q:1個目と2個目のロイヤルワラントでは何が違うと思いますか?
A:ロイヤルワラントを獲得できる基準は時代時代によって変わるものです。“クオリテイ”という定義も、かつてから大きく変化しました。
今の文脈でクオリティを語る上で、サスティナビリティという言葉は欠かせません。そういう意味でも2個目のロイヤルワラントは、
ジョン スメドレー社が、持続可能な方法で、高品質な製品を生産していることを証明するものだと思います。
Q:2つ目のロイヤルワラントを獲得したお知らせが届いたとき、どのような気持ちでしたか?
A:ここで働くスタッフは皆、自分たちが何を作っているのかを理解し、そして できあがった製品に対して誇りを持っています。
今回2つ目のロイヤルワラントを授与したことは、自分たちが正しい道を歩み、そして正しい道を進んでいることを外部から、しかも英国王室から
認めていただいたということでもあります。
Q:1個目と2個目のロイヤルワラントでは何が違うと思いますか?
A:ロイヤルワラントを獲得できる基準は時代時代によって変わるものです。“クオリテイ”という定義も、かつてから大きく変化しました。
今の文脈でクオリティを語る上で、サスティナビリティという言葉は欠かせません。そういう意味でも2個目のロイヤルワラントは、ジョン スメドレー社が、持続可能な方法で、高品質な製品を生産していることを証明するものだと思います。
Q:ニットウェア製品を作るブランドは、ジョン スメドレーだけに限りませんが、ロイヤルワラントを保有する、しないとでお客様にとってどのような影響があると考えますか?
A:確かにものを選ぶ際に、ロイヤルワラントがある、ないは重要なことではないかもしれません。それよりも品質やスタイル、色など、ブランドを選ぶでしょうからね。
しかし環境へ負担のことを考え、サスティナブルな生産背景で作られた製品であることを証明するロイヤルワラントがあると、
購入するとき、着用するとき、それに例えば「どこのニットですか?」と誰かに聞かれたときに、独特の気持ちよさや高揚感、
説得力や品性があることは確かだと思います。
Q:ロイヤルワラントを2つ所有することがどれくらいすごいことなのか知らない方に向けて、何かに例えて教えていただけますか?
A:素材の調達から生産管理までをコントロールする私が言えることは、いつどこで誰が作ったものなのかを透明化するトレーサビリティーから、
環境に配慮した生産背景、そしてリサイクル環境の設備、さらには再生可能エネルギーの導入や低いCO2排出量など、
本当にたくさんのチェックマークをクリアしたからこそ得られる証であるということです。
Q:3つ目のロイヤルワラントを獲得するために今できることはなんでしょう?
A:環境への影響をさらに低減するために何ができるのかを考えることです。
例えば、使い捨てのプラスチックを排除するなど……。廃棄されることになることがわかっているのであれば、
根本からそれを考え直さなくてはいけません。すべての工程において無駄を削減していくことからはじめたいと思います。
Q:ニットウェア製品を作るブランドは、ジョン スメドレーだけに限りませんが、ロイヤルワラントを保有する、しないとでお客様にとってどのような影響があると考えますか?
A:確かにものを選ぶ際に、ロイヤルワラントがある、ないは重要なことではないかもしれません。
それよりも品質やスタイル、色など、ブランドを選ぶでしょうからね。しかし環境へ負担のことを考え、
サスティナブルな生産背景で作られた製品であることを証明するロイヤルワラントがあると、購入するとき、
着用するとき、それに例えば「どこのニットですか?」と誰かに聞かれたときに、
独特の気持ちよさや高揚感、説得力や品性があることは確かだと思います。
Q:ロイヤルワラントを2つ所有することがどれくらいすごいことなのか知らない方に向けて、何かに例えて教えていただけますか?
A:素材の調達から生産管理までをコントロールする私が言えることは、いつどこで誰が作ったものなのかを透明化するトレーサビリティーから、
環境に配慮した生産背景、そしてリサイクル環境の設備、さらには再生可能エネルギーの導入や低いCO2排出量など、
本当にたくさんのチェックマークをクリアしたからこそ得られる証であるということです。
Q:3つ目のロイヤルワラントを獲得するために今できることはなんでしょう?
A:環境への影響をさらに低減するために何ができるのかを考えることです。
例えば、使い捨てのプラスチックを排除するなど……。廃棄されることになることがわかっているのであれば、根本からそれを考え直さなくてはいけません。
すべての工程において無駄を削減していくことからはじめたいと思います。
Q:エリザベス女王のワラントを獲得したときも喜ばしい事だったと思いますが2つ目獲得したことについてどんな心境ですか?
A:COVID-19に向き合うという困難な時期に、このようなニュースは、会社とチーム全員にとって大きな励みになりました。
Q:ニューノーマルという考え方が生まれるなど、デザインに対する考え方も大きく変化しました。
A:そうですね。ファッションでは製品のよしあしだけでなく、生産背景の見直しが強化されています。なので当社の取り組みがこうして名誉ある形で評価されたことをジョン スメドレーで働く一員として非常に誇りに思います。
Q:アパレル業界の変革が求められる時期にロイヤルワラントを授与したことは、ジョン スメドレー社が本気でサスティナビリティに向き合っていることを証明していますね。
A:ロイヤルワラントは、厳しい申請条件や審査基準をくぐり抜けた一部の企業に与えられるものです。しかもその基準は、定期的に更新されるため、企業は常に要求される水準を維持しなければなりません。
Q:3つ目のロイヤルワラントを獲得するために今できることはなんでしょう?
A:個人的には、クオリティとサステナビリティをより強く意識することが今必要なことだと思っています。さらにメイド・イン・イングランドを守り続け、
製品作りに必要なスキルとクラフトマンシップを維持し、これから先もお客さまに安心してジョン スメドレーのニットウェアを着ていただくために、
次の世代を育てていくことも必要になってくるでしょう。
Q:エリザベス女王のワラントを獲得したときも喜ばしい事だったと思いますが2つ目獲得したことについてどんな心境ですか?
A:COVID-19に向き合うという困難な時期に、このようなニュースは、会社とチーム全員にとって大きな励みになりました。
Q:ニューノーマルという考え方が生まれるなど、デザインに対する考え方も大きく変化しました。
A:そうですね。ファッションでは製品のよしあしだけでなく、生産背景の見直しが強化されています。なので当社の取り組みがこうして名誉ある形で評価されたことをジョン スメドレーで働く一員として非常に誇りに思います。
Q:アパレル業界の変革が求められる時期にロイヤルワラントを授与したことは、ジョン スメドレー社が本気でサスティナビリティに向き合っていることを証明していますね。
A:ロイヤルワラントは、厳しい申請条件や審査基準をくぐり抜けた一部の企業に与えられるものです。しかもその基準は、定期的に更新されるため、企業は常に要求される水準を維持しなければなりません。
Q:3つ目のロイヤルワラントを獲得するために今できることはなんでしょう?
A:個人的には、クオリティとサステナビリティをより強く意識することが今必要なことだと思っています。さらにメイド・イン・イングランドを守り続け、製品作りに必要なスキルとクラフトマンシップを維持し、これから先もお客さまに安心してジョン スメドレーのニットウェアを着ていただくために、次の世代を育てていくことも必要になってくるでしょう。
Q:エリザベス女王のワラントを獲得したときも喜ばしい事だったと思いますが2つ目獲得したことについてどんな心境ですか?
A:企業として2つ目の王室御用達を獲得したことは、王室が世代を超えて私たちの製品を高く評価していることを示すものであり、大変喜ばしいことです。
Q:王室が着用されているものを着る。これは特別なことですよね。
A:王室御用達のブランドを選ぶということは、王室が愛用する、ある種ラグジュアリーなものを私たちも手にしているということでもあります。ラグジュアリーというのは、値段が高い“高級品”ということではなく、最高品質で、熟練した職人によって作られているものであるということ。だから特別なことだと思いますよ。
Q:ロイヤルワラントを2つ保持することはどれくらい難しいことなのでしょうか?
A:英国王室御用達とは、エリザベス女王やチャールズ皇太子が少なくとも5年以上に渡って生活で使い続けることで認められるもので、提供されるものではありません。誰もが取得できるわけではないものを、しかも2つ授与できたことは、お客さまにジョン スメドレーのニットウェアが最高水準の製品を作り続けていることを示しているんです。
Q:エリザベス女王のワラントを獲得したときも喜ばしい事だったと思いますが2つ目獲得したことについてどんな心境ですか?
A:企業として2つ目の王室御用達を獲得したことは、王室が世代を超えて私たちの製品を高く評価していることを示すものであり、大変喜ばしいことです。
Q:王室が着用されているものを着る。これは特別なことですよね。
A:王室御用達のブランドを選ぶということは、王室が愛用する、ある種ラグジュアリーなものを私たちも手にしているということでもあります。ラグジュアリーというのは、値段が高い“高級品”ということではなく、最高品質で、熟練した職人によって作られているものであるということ。だから特別なことだと思いますよ。
Q:ロイヤルワラントを2つ保持することはどれくらい難しいことなのでしょうか?
A:英国王室御用達とは、エリザベス女王やチャールズ皇太子が少なくとも5年以上に渡って生活で使い続けることで認められるもので、提供されるものではありません。誰もが取得できるわけではないものを、しかも2つ授与できたことは、お客さまにジョン スメドレーのニットウェアが最高水準の製品を作り続けていることを示しているんです。
また彼らのほかにも、セールスディレクターを務めるビル・リーチは、ジョン スメドレー社に入社する動機がロイヤルワラントホルダーであったことが影響していたと言います。 「だから2021年に2つ目のロイヤルワラントを授与された時のことは忘れられません。何世紀にも渡って世界最高のニットウェアをデザインし、細心の注意を払いながらハードワークをしている証です」。 さらに3年前に入社したばかりのエリー・バイツも「ジョン スメドレーでは“THE WORLD’S FINEST KNITWEAR”という理念を掲げています。 それが今回の授与によって確固たるものになったと思います。ジョン スメドレーがニットウェアの本拠地であると」。
品質や着心地はもちろんのこと、見た目の品のよさや着た時の説得力は、237年の間に培ってきたジョン スメドレーの歴史や技術の賜物です。 その絶え間ない努力やアパレル産業への貢献を公正に認めた王室から授かったのが、2つのロイヤルワラント。 ものすごく特別な証です。これを機会にぜひジョン スメドレーのニットウェアを手にしてみてください。
また彼らのほかにも、セールスディレクターを務めるビル・リーチは、ジョン スメドレー社に入社する動機がロイヤルワラントホルダーであったことが影響していたと言います。 「だから2021年に2つ目のロイヤルワラントを授与された時のことは忘れられません。何世紀にも渡って世界最高のニットウェアをデザインし、細心の注意を払いながらハードワークをしている証です」。 さらに3年前に入社したばかりのエリー・バイツも「ジョン スメドレーでは“THE WORLD’S FINEST KNITWEAR”という理念を掲げています。 それが今回の授与によって確固たるものになったと思います。ジョン スメドレーがニットウェアの本拠地であると」。
品質や着心地はもちろんのこと、見た目の品のよさや着た時の説得力は、237年の間に培ってきたジョン スメドレーの歴史や技術の賜物です。 その絶え間ない努力やアパレル産業への貢献を公正に認めた王室から授かったのが、2つのロイヤルワラント。 ものすごく特別な証です。これを機会にぜひジョン スメドレーのニットウェアを手にしてみてください。
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