ジョン スメドレーでは、毎年春夏シーズンは主にシーアイランドコットン*、秋冬シーズンは主にエクストラファインメリノウール**を使用したニットを展開しています。どちらも愛用されている方の中には、素材による洗濯の頻度が気になる方もいらっしゃるのでは。
「ウールのニットに関しては動物性繊維が油分を含んでいるため、もともと汚れが付きにくいという特徴があります。着用頻度にもよりますが、一般的なペースであれば、シーズン中に1回洗う程度で大丈夫。それ以外は、特に汚れた時や、衣替えで仕舞う前に洗うといいでしょう。シーアイランドコットンのニットは、正しい洗濯方法であれば毎回洗っていいと思いますよ。繊細な素材ですが、正しく洗えばある程度きれいな状態を保てます」(茂木さん)
基本はブラッシングでケア。型がくずれたらスチーマーでリセット
洗濯頻度の少ない衣類のケアで大事なのはブラッシング。衣類の表面を、ニット用の衣類ブラシでサッとブラッシングするだけで、ホコリや髪の毛を落とせます。着ているうちにあちらこちらに向いてしまった毛並みが整い、繊維の絡みもほぐれるので、小まめに行うと効果的です。 また、体型や身体の動きによって伸びてしまった部分を直したい時は、スチームアイロンがおすすめ。
「セーターを平置きして、直したい箇所に蒸気を当て、湿った状態で形を整えます。整ったらあて布をして、再度アイロンをかけて乾燥させればリセットの完了です。」(茂木さん)
ニットに負担をかけない着方とは?
ニット製品を長くきれいに着続けるために、“負担をかけない着方”にも意識を向けましょう。最もニットに一番ダメージを与えやすいのが「摩擦」。特に、着用時の動きによって生じる素材同士の摩擦が影響します。
「革製品やキュプラのように表面がさらっとした生地は安心ですが、綿や麻など、ざらつきのある素材は擦れやすく、相性がよくありません。コーディネートする上着の裏地やバックの種類(リュック・ショルダーなど)、日常動作などを意識すると、ニットの質感をきれいに保ちやすくなります。」(茂木さん)
また、汗をかきやすい季節は、即席で首回りの汚れ対策を行なうこともおすすめです。
「僕は汗をかきそうだなと思ったら、バンダナやハンカチをくるっと首に巻くことがあります。それだけで汚れにくくなるので、持ちの良さが変わりますよ」(茂木さん)
HOW TO CARE
プレウォッシュ
- Pre-wash
襟元の汗や皮脂、食べこぼしなど、気になる汚れがある際に効果的な“予洗い”の方法です。
① スプレーボトルと洗濯ブラシを用意します。
②洗剤と水をスプレーボトルに入れてよく振り、なじませます。
「For Sea Island Cotton」の場合… 洗剤:水=1:1
「For Wool & Cashmere」の場合… 洗剤:水=1:5
③ 洗いたい服を裏返し、首まわりや袖口、脇、食べこぼした場所など、汚れが気になる箇所に吹きかけます。白い泡で埋まるくらいたっぷりと吹きかけるのがポイント。
④ 泡を吹きかけた部分を手に取ってブラシで丁寧にたたき、汚れを浮かせます。この時、絶対にこすらないでください。こすると毛玉の原因になります。
⑤洗濯機・あるいは手洗いで、いつも通り洗濯してください。
洗濯機での洗い方
- for Sea Island Cotton
最高級天然繊維「シーアイランドコットン」で編み上げたジョン スメドレーのコットンニットは、実は洗濯機でのお手入れが可能。
少しの手間をかけていただくことで、仕上がりや風合いが大きく変わります。
①ニットを裏返して軽くたたみ、洗濯ネットに入れます。ニット1枚につき、洗濯ネットを1枚使ってください。
- 汚れがひどい場合は、「プレウォッシュ」を行なってください
- 洗濯ネットに複数のニットを入れると、摩擦やすすぎ残しの原因になります
②洗濯機に水を入れ、パッケージの記載の分量に沿って、洗剤を投入して混ぜ合わせます。
③「おしゃれ着」「ソフト洗い」などの洗濯コースを選択。すすぎは1回、脱水は2分に設定します。
④室内で平干しします。濡れているうちに、ニットの歪みや伸びが出てしまった箇所を手で整えておくと、きれいに仕上がります。
手洗いでの洗い方
- for Wool&Cashmere
ジョン スメドレーの、上質な「エクストラファインメリノウール」で編み上げたニットや、カシミヤを利用したニットなどは、洗濯機でのお手入れも可能ですが、形を美しく保つためには手洗いがおすすめ。正しい洗い方で行なうと、繊細な素材でもホームケアが可能です。
①ニットを裏返して、袖が内側に入るように、軽くたたみます。汚れがひどい場合は、「プレウォッシュ」を行なってください。
②シンクやタライに水を入れ、パッケージの記載の分量に沿って、洗剤を入れて1分ほど泡立つように混ぜ合わせます。
③①のニットを、丁寧に押し沈めます。
④ニットが洗剤水を充分含んだら、両手で優しく持ち上げ、水を落とします。強く絞らないように注意してください。
⑤3~4の工程を、3分繰り返します。
⑥ニットを畳んだままの状態で洗濯ネットに入れ、洗濯機で1分脱水をかけます。
⑦新しい水を張り、ニットを押し沈めながらすすぎます。水がきれいになるまで繰り返し、⑥と同様に脱水します。
⑧室内で平干しします。濡れているうちに、ニットの歪みや伸びが出てしまった箇所を手で整えておくと、きれいに仕上がります。
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LIVRER・茂木さんには、ジョン スメドレーオリジナル洗剤の開発についてもお話を伺いました。
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LIVRER(リブレ)
ウェットクリーニング(水洗いクリーニング)にこだわるクリーニング店。その技術の高さから、シルク・ドゥ・ソレイユや劇団四季といった舞台関係者からの信頼も厚い。
“服のアンチエイジング”をテーマに、服をお手入れする楽しさ、大切さについても発信しているほか、直営店舗ではオリジナルで開発したナチュラル洗濯用洗剤やケアグッズを販売。東京と横浜に3店舗を構える。
LAUNDRY DETERGENT 商品ページはこちら
*JOHN SMEDLEY'S SEA ISLAND COTTON:
世界的にも評価の高い高級コットン「シーアイランドコットン」を100%使用。強く長く美しい繊維から紡がれるニットウェアは、優れた熱伝導性と高い通気性により快適な温度・湿度を保ち、年間を通して快適な着心地を提供します。非常に滑らかで肌当たりもよく、着用するほどに体になじみます。シルクのような光沢とカシミヤのような肌触りをあわせ持つ最高級天然素材です。
**JOHN SMEDLEY’S MERINO EXTRAFINE:
ニュージーランドの提携農場で、サステイナブルな方法かつ羊に負担をかけない“ノンミュールジング”で採取したエクストラファインメリノウール。上質な極細の繊維(18~19μm)だけを使用し、美しくしなやかに編み上げられたファインゲージニットは、リッチなドレープと、ほのかな光沢、軽量で洗練されたシルエットが特徴。高い保温性・調湿性・通気性・抗菌性を併せ持ち、優れた機能性とイージーケアを誇る、世界的に人気の高い天然素材です。
***Knit care Laundry bag
ジョン スメドレーオリジナル洗濯ネットは、衣類1枚分に合わせたサイズ設計で、摩擦が起きづらい素材と構造です。
一般的なの洗濯ネットを使用する場合は、衣類と同じサイズか大きいサイズのものを使用し、余分なスペースをヘアゴムなどで縛ってから使用してするのがおすすめです。