1. JOHN SMEDLEY × AELU 『研鑽 - study』vol.03

JOHN SMEDLEY × AELU 『研鑽 - study』vol.03


Direction&Writing_Takuya Manako Photograph_Shinya Fukuda Graphic Design_Taku Ouchi

1784年に英国にて創業したファインゲージニットウェアブランド「JOHN SMEDLEY」と東京、代々木上原のギャラリー「AELU(アエル)」によるうつわの展示会をJOHN SMEDLEY 京都で6月2日(金)から6月18日(日)まで開催いたします。

現代まで受け継がれてきた、JOHN SMEDLEYの伝統と技術によるクラフツマンシップ。その精神性が感じられる展示をコンセプトに、AELUで取り扱う作品の中でも現代的な解釈で美を追い続ける作家4 名へ出展を依頼し制作してもらいました。 この方々は自らの心にある「美」を目指し、ただひたすらに技術を磨く方ばかりです。それぞれ求める美は違えど、いわば「研鑚=study」の日々を重ねてると言えます。十人十色、それぞれの作家が持つ探究心。自らの持つ美へ対して研鑽。JOHN SMEDLEY京都で表現するクラフツマンシップとのコラボレーションを楽しんでもらう展示となります。今回は、この展示のために作成された冊子の内容を一部ご紹介いたします。




「暮らしが仕事 仕事が暮らし」


これは京都で活躍していた陶芸家、河井寛次郎の言葉イギリスのアーツ· アンド· クラフツ運動から触発された民藝運動ですが、彼はバーナード· リーチや柳宗悦、濱田庄司らと共に職人の手仕事から生まれる日常の物に美を見出す活動、民藝運動の中心人物でした手仕事の物を愛し“美しい仕事、正しい仕事は美しい暮らし、正しい暮らしから生まれる” と考えていたそうです。
私達も造形の有無に関わらず何かを生産する仕事に携わり、日々の生活を営んでいるのではないでしょうか。大正から昭和にかけて生きた河井寛次郎と時代は変われど、遺した言葉は現代にも通じており、プライベートと仕事の時間が分かれていたとしてもその人が感じた“もの· こと” は必ずや暮らしや仕事に表れるでしょう。

職人の作る、手仕事の品が生活に必要というわけではありませんただ、クラフツマンシップを持ち作られた品には、私達の生活を豊かにしてくれる“もの· こと” が宿っていると考えます。ここに紹介する作家は、物に対峙し、ただ懸命に物を作る方々器に映る、彼ら彼女らの気配を読み取る手立てとして、お役立てください。


























研鑚 study Exhibition vol.03


期間:2023年6月2日(金) - 6月18日(日)
時間:11:00 - 20:00
会場: JOHN SMEDLEY 京都店 [新風館内] 京都府京都市中京区場之町586-2新風館1F [TEL 075-708-7878]
出展作家:蠣﨑マコト/ 亀田大介/ 久保田由貴/ 中園晋作



東京、代々木上原にあるレストランとギャラリーの複合店。
素材を生かした、シンプルながらも
くふうを凝らした食とともにある、
器との関わり、作り手との関わり、自然との関わり。
それらすべてを和えることで醸し出すムード。
洗練に遊びを偲ばせた、
日本でしか表現し得ない新しいかたち。